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 おはようございます!

 家庭環境に複雑な事情を抱え、仕事も転々としながら歩んできた一人の男性が、令和7年6月に釈放され、新たな生活を始めました。

 今回は、その人物の人生の一端をご紹介いたします。

 父が他界し、母とはもう5年以上音信不通。札幌市西区琴似にいるはずですが、確かめる手段はありません。

 兄弟もおらず、まさに天涯孤独。一人で生きてきました。 

 これまで、大型トラックやバス、倉庫、フォークリフトなど体を動かす仕事を転々とこなしてきました。

 けれど、30歳を前にレンタカーを返さず乗り回してしまい、横領で有罪に。

 その後も平成5年には窃盗や詐欺未遂などで懲役2年の実刑を受け、今年3月にはホテルで無銭宿泊をしてしまい再び裁判所の前へ。

 今回は執行猶予がつきましたが、もう後がないと感じたと彼は話します。

 

 現在は札幌市内の更生緊急保護施設「大化院」で暮らしています。

 身分証や通帳など最低限のものは手元にありますが、借金は600万円近く。

 消費者金融からの督促も心に重くのしかかってきます。

 所持金はたったの1200円。まさに綱渡りの毎日です。

 これまでにも、手稲区、北区、南区、豊平区と各地で生活保護を受けてきました。

 転々としていた理由は、支援団体のサポートで複数の区に転居せざるを得なかったから。

 一時は自力で豊平区に部屋を借り、仕事も決まりました。

 「もう支援なしでやっていこう」と決めた矢先、失業と退去。

 歯車がまた狂ってしまいました。

 

 “どうしていつもこうなるんだろう”という気持ちがよぎりますが、それでも諦めることはありませんでした。

 半月板の手術を経て、体は万全とは言えないけれど、まだ動けると。

 生活を立て直すのに必要なのは、まず安心できる住まいと、再チャレンジできる仕事。

 今度こそ真面目に、コツコツとやり直したい。それが彼の唯一の希望です。

 「次こそは大丈夫です」——彼はそう言い、今は小さな一歩を大切にしているように思います。

 

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