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 おはようございます。

 先日、東警察署より連絡があり、入居者の30代男性が万引きの容疑で身柄を拘束されました。

 警察での取り調べを経て、本人の身分証明書が自宅にあることが確認され、同行のうえ帰宅。

 続いて店舗へ弁済に向かいました。

 今回の盗難品は、パックご飯2つ、パン2つ、スポーツドリンク1本、唐揚げ1つ。

 弁済金として1,586円と袋代5円を支払いました。

 幸い、店側の温情により警察沙汰には至らず、出入り禁止の対応で収まりました。

 

 本人は土日を過ごす中で手元のお金を使い果たし、17時頃、空腹と焦燥感から犯行に及んだとのことでした。

 捕まるのは今回が初めてでしたが、「実は何度かやってしまったことがある」と語り、深く反省している様子が見られました。

 普段はB型就労支援事業所に週4日通所しており、仕事への意欲もあり、人間関係も良好です。

 現場では明るく過ごしている一方、何も予定のない日が苦痛で、つい気持ちを紛らわすためにパチンコへ行ってしまうことがあると話していました。

 

 今回の出来事は、支援側にとっても改めて考えさせられるものでした。

 経済的困窮だけでなく、孤独感や時間の持て余しといった心理的背景が行動に影響することを痛感します。

 単に「再犯防止」を掲げるだけではなく、日々の過ごし方や気持ちの切り替え方を一緒に考える支援の必要性を感じました。

 警察官からも「もう二度と同じことを繰り返さないように」と厳しく注意を受けました。

 支援員からも「お金に困った時は必ず連絡してほしい」と伝え、本人も「今後は支援を頼る」と約束しています。

 

 人は失敗を繰り返す生き物ですが、そこから学び直す機会をどう生かすかが大切です。

 今回の件を教訓として、生活リズムの見直しや、休日の過ごし方を支援者と一緒に計画していく予定です。

 誰かが見守ってくれているという安心感が、再発を防ぐ最大の力になります。

 本人の「次こそは変わりたい」という気持ちを信じ、支援の輪の中で一歩ずつ前へ進めるよう、今後も寄り添いながら支えていきます。

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