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 おはようございます!

 このたび、民生委員として新たな役割を担うことになり、初任者研修に参加しました。

 あわせて、札幌市厚別区民生委員児童委員委嘱伝達式にも出席し、地域と向き合う立場としての一歩を実感する機会となりました。

 これまで関わってきた支援とは違う視点が求められる場面に、身の引き締まる思いが残ります。

 初任者研修では、民生委員の基本的な役割や姿勢について学びました。

 民生委員とは、地域に暮らす住民の身近な相談相手として、生活上の困りごとや不安に耳を傾け、必要に応じて関係機関につなぐ存在。

 福祉の専門職ではないからこそ、日常の延長線で気づける小さな変化が重要になると教えられました。

 

 活動には守秘義務があり、信頼関係を何より大切にする姿勢が求められます。

 困りごとを抱える方に対し、答えを押し付けるのではなく、共に考える姿勢が基本になる点も印象的でした。

 「支援する側」と「される側」という線引きではなく、同じ地域に暮らす一人として関わることが民生委員の根幹だと感じます。

 

 研修を通して、民生委員の活動は目立つものではない一方で、地域の安心を下支えする役割を担っていると理解が深まりました。

 高齢者、子ども、子育て世帯など、関わる対象は幅広く、その一つひとつに丁寧さが求められます。

 知識だけでなく、日々の姿勢が問われる役割でもあるようです。

 

 また、委嘱伝達式では、多くの方が同じ思いを胸に集まっていました。

 形式的な場でありながらも、会場全体には静かな熱量が流れており、それぞれが地域の一員として責任を引き受ける空気を感じます。

 名前を呼ばれ、委嘱を受け取る瞬間は、役割の重さが現実として迫ってくる時間でもありました。

 今回の就任をきっかけに、地域を見る目が少し変わりました。

 何気ない日常の中に、支援の芽や気づきの種があることを意識しながら、無理のない形で関わりを続けていきたいと考えています。

 小さな積み重ねが、地域の安心につながると信じて、これからの活動に向き合っていきます。

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