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 おはようございます。

 深夜、警察署から一本の電話が入りました。

 現在当ホームに入居している30代の男性が、家電量販店でNintendo Switchの充電器などを万引きしたとの連絡でした。

 被害額は約8,000円。弁済金を持ってきてほしいとの要請を受け、すぐに対応に向かいました。

 

 事情を確認すると、彼は入居後まもなくポケモンカードのガチャにはまり、生活費を使い込んでしまっていたことが判明しました。

 お金が足りなくなるたびに、金銭管理を担当する職員へ追加の支給を頼んでいたそうです。

 先週の土曜日にも追加の依頼があり、渡した分を食べ物やタバコに使い切ってしまったとのこと。

 今回は、金銭のお願いをする気まずさから万引きに及んだようでした。

 

 北区に住んでいながら遠方の店舗で犯行に及んだ理由を尋ねると、「家から離れた場所なら大丈夫だと思った」とのこと。

 交通費は福祉乗車証で無料だったため、遠くまで足を運ぶことに抵抗がなかったようです。

 幸いにも店舗側のご厚意で、弁済すれば被害届は出さないとのことで、本人名義でSwitchの周辺機器4点分(計14,498円)を弁済しました。

 

 事件後、本人からはマイナンバーカードと福祉乗車証を預かり、再発防止策として生活費の渡し方を変更しました。

 これまで週1回だったお渡しを、今後は3日に1回のペースに。

 少額ずつ確実に使える仕組みで、浪費や衝動的な行動を抑える狙いがあります。

 

 面談の際、彼は「もう二度と犯罪行為はしません」と静かに語っていました。

 その表情には後悔の色が濃く、同時に理解してもらえたという安堵も見えました。

 来週にはメンタルクリニックの受診も予定しており、今回の出来事をしっかり相談するよう伝えています。

 

 この出来事を通じて感じたのは、問題行動の裏には、助けを求める小さなサインが隠れているということです。

 金銭トラブルや依存傾向は、単なる自己管理の甘さではなく、心の孤立や不安の表れでもあります。

 支援する側として、そのサインを見逃さず、早い段階で声をかけることの重要性を改めて実感しました。

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