NPO法人 OSForward の戸ノ崎です。

 

10月も後半になり気温も急に寒くなってきました。山々も紅葉して来て景色を眺めるにはとても良い季節になりましたがホームレス生活を余儀なくされている方々には厳しい季節です。

厚生労働省のホームレスの実態に関する全国調査では平成30年調査時4977人が令和3年調査で3824人と減少してはいますが、実際にはもっとたくさんのホームレスの方が厳しい生活を送られていると思われます。

 

厚生労働省調査によるホームレス状況

 

 

年々減少傾向にはありますが、調査漏れの人・ネットカフェなどに滞在出来ているホームレス予備軍の人を含めるとその数は格段に膨れ上がると思われます。

 

NPO法人 OSForward のスタッフやご協力頂いてるボランティアの皆さまと札幌市内の炊き出しや夜回りを行っていますが、その時にホームレスの方々お話を聞かせて頂くと「夜間は寒くて寝ていられないので歩き回ってる」と皆さまがおっしゃられます。

色々と寒さを凌ぐ為の工夫はされているようですが、やはり歩き回る事で私たちの夜回り隊と出会うことも少なくなってしまい現状を聞いたり支援につながることが難しくなります。

そして歩き回る事で靴の損傷も激しく、穴の開いた靴で雪道を歩いてる姿を見るとどうにか支援に繋がらないかと夜回り隊も白い息を吐きながら歩き回って少しでも多くの人にお話を聞けるようにしてます。

 

 

NPO法人 OSForward から支援に繋がることが出来た方々のお話を聞くと「ホームレスでもやっていけると思ってたのに当時は本当にきつかった」「寝る場所があり食べる事が出来る当たり前の事がこんなに有難いと感じた事は無かった」など普段私たちが生活している中での当たり前がホームレス生活を余儀なくされている方々には困難な事なのだと感じるお話をして頂けることも多いです。

 

2019年12月31日にコロナウィルスに関する報道が初めて発表されてから約2年、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言で収入の減少・失職などで家賃が払えない・生活していくお金が無い等の相談が多い状態で今年の8月頃からは NPO法人 OSForward への問い合わせも急増しています。

派遣社員の更新停止・残業が無く収入が減った・勤務先が倒産した等で家賃が払えなくなり退去せざるを得ない事になり、最初のうちはネットカフェ等で寝泊まり出来てもやはり長くは続かず困窮状態になってしまい相談される方が多いです。

このブログにたどり着いた方の中には今まさにお困りの方もいらっしゃると思いますが、ギリギリの状態になる前にまずは相談だけでもお話頂けましたら解決への方向性も決めることが出来ると思います。

 

2021年12月~2022年2月の気候予想としては北日本は平年並みか多少暖かい、東日本・西日本では平年より寒い予想が出ております。

北日本では平年より暖かくても元々が厳冬地域ですのでホームレス生活を送るには厳しいですし、東日本・西日本でも例年より厳しい冬になります。

実生活で突然のサバイバル生活など現実的ではありません。必ず解決への道筋はありますのでお一人で悩まず早めに解決に向けてお話してみましょう。

 

このように NPO法人 OSForward はお困りの方々が生活を送るのに必要なお部屋やお布団・家具家電を整えて、相談者の皆さまが再出発する為のキッカケ作りのお手伝いをさせて頂きます。

 

ご自身では中々難しい各種申請のお手伝いも致しますので、お気軽にご相談お待ちしております。

 

生活に困窮している方だけではなく、生活に困窮している方を知っている、生活保護を断られた、生活保護の制度を知りたい。どんなご相談でも構いません、お困りの際は私達 NPO法人 OSForward にご連絡ください。

 

私たちの支援の仕方など、わかりやすくマンガで説明してます。こちらをご覧ください。

マンガでわかる支援の流れ