NPO法人 OSForward 戸ノ崎です。

今回のブログでは、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)で11月21日に開催しました 大・エール (生活困窮者相談会・食料配布)の様子をお伝えします。

今回は毎月月末に開催しているエール(食料配布)の規模を拡大して地下歩行空間に相談ブースを設けて、生活困窮により住まいにお困りの方・福祉サービスの相談・食料の配布などを行いました。

 

私たち NPO法人 OSForward スタッフは毎日お電話やメールでの相談を受け付けており、この度のコロナ渦による不景気で職や住居を失ってしまったり、貯蓄を切り崩して凌いでいたが底をついてしまい途方に暮れている方のお声を聞かせて頂いてますので現在お困りの方々が多いと予測はついていたのですが、大・エールを開催して私が感じた率直な感想としては「大盛況な程にお困りの方々が多い」と感じました。

先日投稿した厳冬期のホームレスの方々のブログでもお伝えしましたが、数字上はホームレス状態の人は減少傾向にあります。

ですが、今はまだ住む所があるというだけで「家賃が払えていない」「食事を減らしている」「借金をしてしまった」等、どこにも相談出来ない状態がこのまま続いたならば生活が破綻してしまう寸前の方々がとても多く一概に「ホームレスは減っている」からと言って生活が安定しているとは言い難いと感じます。

 

今回の大・エールでも食料配布で喜んで下さった方々もたくさんいらっしゃいました。

いま、食べることも困っているという人も多数居て少しだけ安心した表情を浮かべられた人たちと接していると「行動しなければ変わらない」「One Step Forward(一歩前へ)」と声をかけさせて頂き、一人でも多く支援に繋がれるように相談に乗らせて頂きました。

 

100食以上の食料も5時間ほどで配布してしまい、急ぎで準備する場面もあったりしてスタッフも大忙しでした。

 

ご相談頂いた内容も住まいの相談だけではなく精神疾患をお持ちの方が福祉に繋がる為の相談や、知人がとても困っているがどこに相談したら良いのか分からない等、様々な相談が寄せられました。

 

私、戸ノ崎や他のスタッフももエールの看板を持ち地下歩行空間を歩き回っていたので次回見かけた際にはお声を(エールを)頂けるととても嬉しいです。

 

今回の大・エールも大きな反響があり北海道新聞朝刊にて取り上げられたり、NPO法人 OSForward の活動に賛同して協賛して下さった企業や個人様も多数あり、このような活動を通して生活にお困りの方々が相談しやすい窓口(活動)を私たちは広げて行きたいと思っております。

 

ここ最近はコロナウィルスの脅威も多少減っては来ているようですが、コロナ渦の歪みが今生活を脅かしている状態が続いていて相談件数も増え続けてます。

このような時にごく一般的に生活されてきた方々はどこに相談すれば良いのか分からないと言うのが普通の事で、過去に私が NPO法人 Osforward に支援して頂いてた時に当団体に辿り着くまでに数件の団体から状況も聞いて頂けなかった経験もありますので、当団体スタッフはまずは親身になってお話を聞かせて頂き、そこから相談者様に適した支援に繋がるように努力致します。

そのためにもまずは「One Step Forward 一歩前へ」!!

 

今お困りの方々がより良い支援に繋がれるように、そして相談しやすい環境を作り「一人で悩まない」「ネットが無くても相談できる場所」「このブログから繋がる支援」を目指して NPO法人 OSForward スタッフ一同みなさまのお力になれるように頑張ります。

 

生活に困窮している方だけではなく、生活に困窮している方を知っている、生活保護を断られた、生活保護の制度を知りたい。どんなご相談でも構いません、お困りの際は私達 NPO法人 OSForward にご連絡ください。

 

私たちの支援の仕方など、わかりやすくマンガで説明してます。こちらをご覧ください。

マンガでわかる支援の流れ