【 本文 】
重層的支援体制整備事業
令和3年4月より重層的支援体制整備事業がスタートしております。
言葉の意味も内容も、あまり知られてはいないと思います。
内容にはアウトリーチも含んだ支援を継続的に行なっていくことも含まれております。
私たちは地域のゴミ屋敷問題・独居で暮らしている高齢者の問題など
地域における困難案件の相談を受け、スタッフが現場へ出向き、
解決に向けての取り組みを行い困難案件を解決してまいりました。
先日も独居で暮らしている70代の男性について、お知り合いの方からご相談を受けました。
【 相談内容は 】
・うまく歩くこともできず、買い物に行くことができていない。
・体の調子が悪いようだが病院にもいけていない。
・どこに相談していいかわからない。
すぐに本人のご自宅へ出向き状況確認。
70代の男性のお部屋はストーブが壊れてしまい夜は氷点下となる中で
ジャンバーを着たまま生活しておりました。
聞き取りを進めていく中で本人が吐露したのは
『買い物に行くのも夏で1時間以上かかる。このままではこの冬を越せず死んでしまうと思う
なんとかしたくてもどこに相談していいかわからない。』
と痩せこけた頬を振るわせておりました。
制度はできても運用ができていない。そういったことがあまりにも多い。
必要なところへ必要な支援が届いていない。アウトリーチ支援をおこなって強く感じます。
『一歩前へ』地域の問題解決に踏み込んでいけたらと考えております。
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