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おはようございます!
「誰にも迷惑をかけたくない」——そんな思いが強すぎたのかもしれません。
数週間にわたり、トイレが詰まったままの状態で過ごしていた方がいました。
トイレだけではなく、室内はゴミが山積みとなり、片づけが追いつかないほど。
スタッフが様子を見に行っても、入室を固く拒まれていました。
本日はこちらの支援現場の様子をお話いたします。
私たちは片付けが必要であるとわかっていてもなかなか良い案が思いつかずにいました。
ある日ぽつりと「もう限界」と小さな声。
そこからやっと扉が開かれ、室内に入ることができました。
室内は想像以上の状況。
足の踏み場もなく、トイレは完全に使用不能。
生活用品も埋もれていて、日々の暮らしがどれほど苦しかったかが伝わってきました。
スタッフ全員で急いで片づけに入りました。換気をし、床のゴミを少しずつ袋に詰め、トイレの修理を依頼。
数時間かけて、ようやく安心して過ごせる空間を取り戻しました。
作業が終わったあと、ようやくご本人としっかり話す時間を持つことができました。
最初はうつむきがちで話をするのを躊躇している様子でしたが、少しずつ表情が和らいでいきます。
「誰にも言えなかった」「手伝ってって言えなかった」と口にしたその言葉に、胸が詰まりました。
生活の乱れは、心のサインでもあります。
これはただ片づけるだけでは解決しません。
今後は定期的な訪問や話し合いを通じて、心のケアも含めた支援を行っていく予定です。
「また散らかってしまったらどうしよう」と不安そうにしていた本人に、「大丈夫、一緒に考えていこう」と伝えると、静かにうなずいてくれました。
一歩踏み出すのはとても勇気がいることです。
でも、その一歩を受け止める場所があることが、次の一歩につながっていきます。
支援は、片づけからはじまる信頼の積み重ねでもあるのです。
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