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おはようございます。
先日、旭川の更生保護施設「清和莊」にて面談を行いました。
対象は50代の男性。
窃盗により服役し、現在は仮釈放中の身です。
支援開始に向けた事前面談という位置づけでした。
今回の事案は、自転車の窃盗。
本人の話では、自分の自転車が壊れてしまい、移動手段に困った末、他人の自転車を持ち去ってしまったとのことでした。
重大な犯罪の背景には複雑な事情がある場合もありますが、今回のきっかけは一見すると些細にも映ります。
しかし、その些細さこそが再犯の怖さでもあります。
面談で印象的だったのは、彼の話し方でした。吃音が強く、言葉が詰まる場面が何度もありました。
それでも本人は幼少期から続いているため気にしていない様子です。
「大丈夫です」と穏やかに語る姿に、長年向き合ってきた歴史を感じました。

吃音そのものが直接の原因とは言い切れません。
ただ、社会生活の中で生きづらさを抱えてきた可能性は否定できません。
急かされる場面、誤解される場面、言葉が思うように出ないもどかしさ。
その積み重ねが、孤立や衝動的判断につながることもあります。
更生支援において重要なのは、罪だけを見るのではなく、その人の生活背景や特性を理解することです。
仕事の確保、住居の安定、金銭管理の仕組みづくり。
それに加え、コミュニケーション面で安心できる環境を整えることも必要になります。
彼は現在、施設内で規則正しい生活を送っています。
大きな問題行動はなく、周囲との関係も穏やかだと職員から聞いています。
仮釈放中という立場は自由と制限が同居する不安定な状態。
だからこそ、初期段階での支援設計が将来を左右します。
自転車一台から始まった出来事。
しかしその背景には、支援の空白や孤立の影が潜んでいるかもしれません。
今回の面談は、単なる聞き取りではなく、再出発の設計図を描く時間でもありました。
責任を自覚しながらも前を向こうとする姿勢を支え、地域の中で再び生活を築けるよう、これから本格的な支援準備を進めていきます。
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