NPO法人OSForwardの戸ノ崎です。

私たち NPO法人OSForward でお受けする相談内容として、「住むところが無いため生活保護を断られた」等のお話があったり「どのように申請すれば良いのかわからない」と言うお声を良く聞きます。

北海道で生活困窮者支援を行なっている団体スタッフとして生活保護制度の利用は「生活を安定させて再出発する手段」として利用できる行政サービスと認識しておりますが、様々な事情により突然生活困窮状態になられた方にはすぐに思いつく制度では無いのかもしれません。

私も過去に事故により生活保護を受給してた時期がありましたが、生活が成り立たなくなるまでは困ってはいても生活保護を受給するという発想には至らず、毎日「困った困った」と言ってただけでした。

私は NPO法人 OSForward と繋がることが出来て住居も確保することが出来て生活保護受給の為の支援をして頂きましたので生活を再出発させることに困難は無かったのですが、心のどこかでは「私は生活保護を受給出来ないだろう」と思っていました。

私が感じてた「生活保護は受給出来ないだろう」と言う思い込みは様々な事情により生活が困窮している方々も感じている気持ちかも知れません。

 

仕事はしているが現在のコロナ渦によりお給料が下がってしまった等で、生活に必要な収入が基準額を下回っている場合には足りない部分を基準額まで受給することが出来ます。

 

 

厚生労働省のホームページにて生活保護で受給することの出来る内容としては下記内容があります。

 

 

生活保護を受給する為にはお車(例外有)や有価証券、生命保険など所有することの出来ないものもありますが、これらを手放しても生活困窮する場合には生活保護を受給することが出来ます。

あとは、暴力団関係者も生活保護を受給する事は出来ません。

生活保護を受給することが出来るかの判断は行政が行う事ですが、まずは私たち NPO法人 OSForward にご相談頂けましたら生活保護を受給する為に必要なことをお伝えすることは可能です。

 

 

この機会に改めて生活保護の制度を知り、また生活保護の良い部分・悪い部分を考える機会になればと思います。

そして、普通に生活している私達も何かの理由で生活困窮する可能性は大いにあります。

突然失職したならば・・・

突然病気になってしまったならば・・・

突然怪我をしてしまったならば・・・

その様な時に、生きていくための最後のセーフティネットが生活保護。

または、様々な理由から働いているけれども収入が少ない時などに、生活を安定させるために使える制度が生活保護。

生活に困窮している方だけではなく、生活に困窮している方を知っている、生活保護を断られた、生活保護の制度を知りたい。どんなご相談でも構いません、お困りの際は私達 NPO法人 OSForward にご連絡ください。

 

私たちの支援の仕方など、わかりやすくマンガで説明してます。こちらをご覧ください。

マンガでわかる支援の流れ