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※本記事には自死に関する内容が含まれています。心身の不調やつらい気持ちを抱えている方は、ご無理のない範囲でお読みください。
おはようございます。
居住支援を行っていると、日々さまざまな出来事に向き合います。
嬉しい報告もあれば、胸が締め付けられるような出来事に出会うこともあります。
今回は、私たちが実際に経験した忘れることのできない出来事についてお話しします。

50代の男性でした。
居住支援法人として受け入れを行ってから約3年。
大きなトラブルもなく、生活は安定しているように見えていました。
定期的な連絡も取れており、家賃も毎月きちんと振り込まれていました。
だからこそ、異変に気付いたきっかけは小さなものでした。
いつも振り込まれている家賃が入金されていなかったのです。
担当者は違和感を覚えました。
振込忘れかもしれない。
体調を崩しているのかもしれない。
そんなことを考えながら、すぐに本人のもとへ向かいました。

しかし、その時にはすでに手遅れでした。
部屋の中には母親に宛てた遺書が残されていました。
詳細についてはここでは触れません。

ただ、私たちが強く感じたことがあります。
それは、人は外から見ただけでは本当の苦しさが分からないということです。
支援を受けながら生活していても、毎日顔を合わせていても、本人しか分からない悩みや不安があります。
周囲から見ると安定しているように見えても、心の中では大きな葛藤を抱えている場合も少なくありません。
今回の出来事を通じて、改めて見守りの難しさを痛感しました。
支援者は万能ではありません。
すべての苦しみに気付き、すべてを防ぐことはできない現実があります。
それでも、だからこそ私たちは関わり続けなければならないと感じています。

安否確認の一言。
何気ない雑談。
生活の変化に気付く視点。
家賃の入金状況や通院状況の確認。
一見すると事務的に思えることの中にも、大切なサインが隠れている場合があります。
今回も、家賃の未入金という小さな変化が異変を知らせていました。
もっと早く気付けていたら。
もっと話を聞けていたら。
そんな思いが消えることはありません。
しかし、後悔だけで終わらせてはいけないとも考えています。
この経験を今後の支援に生かし、一人でも多くの方の変化に気付けるよう努めること。
それが私たちにできることではないでしょうか。
支援とは、生活を整えることだけではありません。
その人の存在を気に掛け続けることでもあります。
今回の出来事は非常に悲しいものでした。
それでも私たちは、一人ひとりの人生に真剣に向き合い続けたいと思います。
そして、「気に掛けてくれる人がいる」という安心感を少しでも届けられるよう、これからも日々の支援を積み重ねていきます。
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