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おはようございます。

支援の現場では、さまざまな理由を抱えた方との出会いがあります。

同じ悩みは一つとしてなく、それぞれが自分なりの思いを持ちながら相談に来られます。

私たちの役割は、必要な支援を提供するだけではなく、本人の意思を尊重しながら、その人らしい選択を支えることです。

先日、20代の男性から相談を受けました。

精神障害があり、大阪から一人で札幌まで来られた方です。

話を伺うと、「どうしても札幌で暮らしてみたかった」という思いを胸に、長い距離を移動して北海道へ来たとのことでした。

しかし、札幌へ到着したものの、住む場所もなく、頼れる人もいない状況だったため、不安を抱えながら相談につながりました。

慣れない土地で生活を始めることは、誰にとっても簡単なことではありません。特に精神的な不安を抱えている場合は、小さな出来事でも大きな負担になることがあります。

まずは安心して休める場所が必要と判断し、シェルターへ入所していただきました。

十分に休息を取り、今後の生活について一緒に考えていく予定でしたが、翌日になって本人から新たな希望を聞くことになります。

「もっと道北へ行って暮らしてみたいです」

札幌ではなく、さらに北へ向かいたいという本人の気持ちはとても強く、その意思は揺らぐことがありませんでした。

支援する立場としては心配もありましたが、本人が自分で考え、自分の意思で決めた選択でもあります。

私たちは無理に引き止めることはせず、その思いを尊重することにしました。

支援とは、本人の人生を代わりに決めることではありません。

必要な情報を伝え、安全面を確認しながら、最終的な選択は本人自身が行うことを大切にしています。

出発前には、今後困ったことや不安なことがあれば、いつでも連絡してほしいと伝えました。

新しい土地では予想外の出来事が起こることもあります。そのような時に相談できる場所があることは、大きな安心につながります。

今回の出来事を通して改めて感じたのは、支援には「見守る勇気」も必要だということです。

すべてを支援者が決めるのではなく、自分で選び、自分で歩き始めることが、その人の力になる場合もあります。

これから道北でどのような生活が始まるのかは分かりません。

しかし、新しい環境で自分らしい暮らしを築いていけることを願いながら送り出しました。

私たちはこれからも、一人ひとりの思いを大切にし、必要な時にはいつでも寄り添える支援を続けてまいります。

 

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