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おはようございます、本日の投稿はNPO法人os Forward(オーエスフォワード)が担当します。

私たちが日頃から関わっているのは、療育手帳Bーをお持ちの十八歳の少年。

本人には障害の自覚がなく、このところは不良の世界に強い憧れを抱いているようにも見えます。

ここしばらく気になっていたのは、訪問しても部屋からなかなか出てこないこと。

声をかけても、部屋の中に入れてくれない日もあり、いつもとは様子が違うことに、私たちも少しずつ気づいていたところ。

いつもと違う空気を感じ取ったスタッフが、思い切って部屋に足を踏み入れます。

そこで目に飛び込んできたのは、壁のあちこちに空いた、いくつもの穴。

そして、その壁の一面に書き殴られた、いくつもの落書き。

強がりを思わせる言葉や記号が、殴り書きのように壁一面に残されています。

ベッドの周りにも、物が散らかったまま。

荒れた部屋の様子は、彼の内側にある落ち着かなさを、そのまま映し出しているよう。

不良に憧れるという気持ちの奥には、いったい何があるのでしょうか。

強く見られたい、周りに認められたいという思いが、こうしたゆがんだ形で外に出てしまったのかもしれません。

壁を殴って穴を空けるという行為は、行き場のない気持ちの、やり場のないぶつけ先だったのでしょう。

誰にも打ち明けられない苛立ちを、そうやって発散するしか、方法がなかったのかもしれません。

私たちはまず、彼を強い言葉で叱ることはしませんでした。

あえて強く責めることもありません。

ここで一方的に否定してしまえば、彼の心の扉は、さらに固く閉ざされてしまうでしょう。

「壁、壊しちゃったんだね」

そう静かに声をかけると、彼は少しだけ気まずそうな表情を見せます。

強がってはいても、本当はどこかで戸惑い、自分でも持て余していたのかもしれません。

私たちにとって何より大切なのは、こうした荒れた行動の裏側にある、彼の本当の気持ちに気づくこと。

憧れの向かう先が少しずれてしまっただけで、その根っこには、誰かに認められたいという素直な願いが確かにあるはず。

私たちは、その願いをより良い別の形で満たせるよう、支えていきたいと考えています。

壁の穴は、いつか塞ぐことができるもの。

それよりもずっと大切なのは、彼の心にぽっかりとあいた穴を、時間をかけて少しずつ埋めていくこと。

これからも焦ることなく、彼自身のペースに寄り添いながら、支援を続けてまいります。

 

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