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おはようございます、本日の投稿はNPO法人os Forward(オーエスフォワード)が担当します。

先日、双極性障害のある40代の利用者様のお宅への、いつも通りの訪問。

ところが、玄関を開けて部屋に入った瞬間、いつもとは明らかに様子が違うことに気づきました。

テーブルの上に目をやると、細かく破れたお札が何枚も散らばっているではありませんか。

驚いて声をかけると、その方は肩を震わせながら、涙まじりにこう叫びました。

「物価高騰してるというのに、こんな少ないお金で生活なんかできるわけないだろ」。

怒りというより、追い詰められた末の悲鳴のように聞こえました。

私たちが最初にしたのは、隣に座っての、静かな深呼吸。

無理に説得したり、行動を否定したりはしません。

ただ、そばに座り、ゆっくりと話を聞くことに徹しました。

最初は激しかった言葉も、時間とともに少しずつ和らぐ気配。

時間にして、二十分ほどだったでしょうか。

気づけば、その方の表情から険しさが消えていたのです。

話を聞いていくうちに見えてきたのは、日々の生活費が値上がりし続けていることへの、強い不安。

食品も光熱費も電気代も上がる一方で、収入は変わらず、この先どうやって暮らしていけばよいのかという焦りが、日に日に積み重なっていたようです。

双極性障害の特性として、気分の波が普段より大きくなりやすい時期もあるでしょう。

将来への不安がきっかけとなり、感情のコントロールが一時的に難しくなる瞬間は、誰にでも起こり得ることです。

そうした揺らぎを、私たちは決して特別なことだとは考えていません。

大切なのは、感情そのものを否定しないことでしょう。

物価高騰への不安は、決してわがままなどではなく、多くの方が抱える切実な悩みです。

だからこそ私たちが大切にしているのは、まず気持ちを受け止める姿勢。

そのうえで、生活費の見直しや、利用できる支援制度についても一緒に考えていきます。

今回も、落ち着かれたあとに行ったのは、家計の状況確認と、必要な相談先の整理。

お金を破ってしまった行動そのものより、その裏にある不安や孤独に目を向けること。

それこそが、私たちが現場で大切にしている姿勢です。

物価の上昇は、誰にとっても他人事ではないでしょう。

だからこそ大切なのは、一人で抱え込ませない、日頃からの環境づくり。

これからも一人ひとりの小さな声に耳を傾けながら、安心して暮らせる毎日を支えてまいります。

 

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