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おはようございます。

日々の生活の中で、私たちは何気なく部屋の片付けや掃除を行っていますが、実はその工程には「計画を立てる」「仕分ける」「動かす」といった多くの高度な判断が含まれています。

そのため、特定の苦手さを持つ方にとっては、部屋の整理整頓が非常に高いハードルになってしまうことも珍しくありません。

今回は、支援の現場において、30代の療育Bの男性利用者様が抱えていた「ひとりではどうしても掃除が進められない」というお悩みに、スタッフが真正面から寄り添ったエピソードをご紹介していきましょう。

一般的なお掃除のサポートと聞くと、スタッフが代わりにテキパキと片付けて終わるイメージを持たれる方が多いかもしれません。

しかし、私たちの目指す支援は単なる代行ではなく、利用者様が主役となり、一緒に達成感を味わいながら一歩前へ進むことにあります。

そこで今回は、お部屋をきれいにするだけでなく、一緒に楽しく役割を分担するという特別なアプローチを取り入れることにいたしました。

まずは、どこから手をつければ良いか分からず戸惑っている彼に対して、スタッフが優しく声をかけ、小さなエリアから少しずつ進める作戦を提案します。

「まずは、この机の上にあるペットボトルを一緒にゴミ箱へ集めてみましょうか!」

そんな風に、具体的で分かりやすい目標を一つずつ提示していくと、彼の表情にパッと安心したような明るい光が灯りました。

ひとりで大きな部屋全体を見渡した時は、どこから手をつけていいか迷宮入りしてしまっていた彼ですが、目の前の小さなタスクに集中することで、驚くほどスムーズに手が動き始めたのです。

スタッフがゴミ袋を広げてサポートし、彼がそこにゴミをポンポンと入れていくという即席のチームワークは、まるで息の合ったゲームのよう。

ペットボトルが片付いたら、次は散らばった書類の整理、そして床の掃除機がけへと、段階を追ってパズルのピースを埋めるように清掃の範囲を広げていきました。

彼が一つ作業をクリアするたびに、スタッフ全員で「素晴らしいですね、完璧です!」とハイタッチを交わし、成功体験をその場でしっかりと積み重ねていきます。

気がつくと、あんなに雑然としていたお部屋は見違えるほどスッキリとし、窓から差し込む太陽の光がピカピカの床に美しく反射していました。

最初から最後まで自分の手と足を使って、スタッフと共にやり遂げたという事実は、彼にとって何物にも代えがたい大きな自信に繋がったに違いありません。

部屋が綺麗になる心地よさと、誰かと協力して成し遂げる喜びを五感すべてで実感できた、非常に中身の濃い充実した時間となりました。

これからも私たちは、一人ひとりの「苦手」を否定せず、寄り添うことで「できる」の笑顔へと変えていく温かいサポートを全力で届けてまいります。

<Before>

<After>

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